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    H2コンサルタント・落合剛の健康講座



 


 

第3回 特殊検診について

 


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 前回は全国労働衛生週間ということで定期健康診断についてお話しましたが、今回は一般的にあまり知られていないにも関わらず、労働者と事業主双方にとっては非常に重要な健康診断である、特殊検診についてお話致します。

  特殊検診とはその名の通り特殊な作業(放射線が出ている場所での作業)や、有害な物質(石綿や鉛などの物質)を扱う労働者が労働安全衛生法で実施を義務付けられている検診のことです。
 では受診を義務付けられている対象はどのような労働者なのでしょうか。

 大きく分けて3つに区別されます。

 1つめは定期的に特殊な作業や有害物質を扱っている労働者です。
 これは特殊な業務が原因となる職業性疾病の早期発見を目的とするためと、検診の結果で発病はしていないが今後注意が必要である人が出た場合、原因となる業務が適正であるか(特殊な作業が問題なく行われているか、有害な物質はきちんと管理されているか等)を調査する目的で行われます。具体的には、放射線の出る作業場内で放射線量を測定したりして許容範囲以上に被曝していないかを調査するということです。

 2つめは雇い入れの際に検診を受けなければなりません。
 一見考えるとおかしいと思われたかもしれません。特別な業務なのにまして仕事をする前の人に受けさせても悪い結果が出るわけないと考えられたと思いますが、実は悪い結果が出る場合があるのです。
 例えば前職で同じような業務に就いていて既に発病していた又は、健康状態が悪化している場合があるからです。以前に業務に就いていなかった場合でもずっと前から持病として患っていたかもしれません。
 もしそのような労働者に対して、業務に就くのはこれからだと特殊検診を受けさせず、次回の定期的な特殊検診から受診させてしまうとどうなるでしょうか。
 当然良い結果は出ないですよね。そこで労働者がこの特殊な業務に就いてから病気になった、健康状態が悪化したと主張してきたら事業主は業務との因果関係があるのかないのか調査する手立てが全くないことになってしまうのです。
 このように特殊検診は労働者の健康管理のためだけではなく、企業のリスク管理の上でも非常に重要な事項になっていきます。

  3つめは従来から在籍している労働者が配置転換される際に行います。行う理由は2つめと同じです。

 今回は特殊検診を受けなければならない対象者についてお話しましたが、次回は大きく分けて9種類あるコースについてお話しようと思います。

                                   (監修:医療法人南谷継風会 岩崎 順治医師)

 
●H2コンサルタント 代表 落合剛

  H2コンサルタントは、産業保健に基づく相談、セミナー事業やメンタルヘルス対策、職場環境改善事業を行っています。
  働く人の健康管理についてなんでもご相談ください。

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