あっ! これならできる!「とよなか経営改善塾」 21年度  塾生紹介

 社名:株式会社 東和製作所
 塾生:常務取締役 曽賀 敬二さん
 業種: 建設機械・電力設備・農機具の部品製造ほか

 改善塾で改善したいことや課題
      事業分野の組み替えなどリストラクチャリングが必要なので、
      それを無理なくシフトする方法を考えたい。

※「とよなか経営改善塾」とは>>>


●どんなものを作っていますか?
農機具の部品から出発して、電力設備の部品、建設機械の部品を一貫生産しています。最近はエレベータ部品もつくっています。昨年からの世界不況の影響で、建設機械部品は半減しました。
私は長く市場調査の会社に勤めていて、父の経営するこの会社に入って5年になります。典型的な鉄工所だったのを、株式会社化し、工作機械を入れて一貫生産できる工場に拡張するなど方向性を変えてきました。設備投資を積極的に進めてきたところなので、不況に入るタイミングが早すぎましたが。





< 曽賀さん >

< 工場の一部 >

● ●厳しい状況ですね。どう対応されていますか?
 環境・食料分野の需要はなくならないとみて、経営革新で小口の植物工場の事業化に取り組んでいます。大阪府の食糧自給率はわずか2%です。空港周辺の空き地などを利用して、母子家庭などでも少ない資金で手がけられ、通年で50種の野菜が収穫できるビジネスモデルなら成り立つと考えています。

また太陽光発電の設備開発も検討中です。屋上設置型の中規模設備で、4社で取り組み、当社は架台を担当しています。
秋からは鉄道部品の仕事も入ってくる予定です。
技術の変化に対応するため、どの分野が成長するか、市場での評価はどうかを見極めながら、次の次に流行りそうなものを準備しています。

● 近畿経済産業局のネオクラスター(企業・大学・支援機関の連携で次世代産業の集積を図る活動)にも参加されていますね ?
 航空機部品製造のネットワークに参加しています。しかし、航空機部品の加工には高度な加工機を求められ、ボーイングならアメリカ基準を求められるので参入のハードルは高いといえます。派生分野の勉強と考えて参加しています。

● どんな会社と協力していますか?
 叔父の会社がクボタの一次下請なので、その関係もあって、めっき、リング・線加工、挽き物など約30社とアライアンスを組んでいます。
国内の有効需要が減って余裕はありませんが、得意分野を見極めながら他社と組んで専門家集団を目指せばいい仕事ができると考えています。

 


< 電力設備の部品 >


< 設備の一部 >

● 展示会などの販路開拓についてはどう考えますか ? 
 最近は人が出せないので、摂津水都信用金庫の産産学ビジネスマッチングフェアぐらいにしか出展していません。残念ながら大阪は、マーケットサイズでは東京の1/10ですが、情報量では1/100です。インターネットで情報を見ることはできても、東京では物を見て、触って、担当者に会う機会が日常的にあります。大阪ではつてを頼るのも難しくなります。豊中の事業者が集まれば、東京の展示会に出展することはできるのではないでしょうか。

 技術や資材の販売ではがんばれても、デザインや感性が求められるビジュアル・マーチャンダイジングは苦手なので、今後はそのような違う業種とも協力していくことに期待しています。
インターネットの活用については、対応の問題があり、取り組んでいません。ネットの注文は多品種・少量・短納期になり、つまりイレギュラーになるということです。


● 経営改善塾ではどんなことを改善しようと考えていますか?

 (最初にお話した状況で)いま事業分野を組み換えるリストラクチャリングを進める必要があります。人の移動、能力開発、先を見た対応、組織づくりなど、無理なくシフトする方法を考えないといけません。今年の秋から年末にかけて、経営改善塾に参加しながら、それに向けてがんばりたいと考えています。

 

 ●会社概要


株式会社東和製作所

豊中市利倉2−12−27
TEL: 06-6862-3545