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2009年
9月16日(水)

……拠点ビジネス

 先日、関西ネットワークシステムの産業クラスター研究会で、コンテンツ・レーベル・カフェを立ち上げた奥山さんにお越しいただき、コーディネータの役割についてディスカッションする機会がありました。カフェをやりたいという動機よりも、文化施設をつくりたいというコンセプトでスタートしました、という話にはすごく納得感がありました。
  数年前のことですが、ある自治体のベンチャー系セミナーの仕事を手伝っていた頃、交流会の飲食でよくコンテンツ・レーベル・カフェさんの協力を頂いていたことを懐かしく思い出しました。

(私の周辺の拠点ビジネス)
  私の周囲を見渡しても、「拠点ビジネス」はたくさんあります。このインキュベーションセンター近くの「ジョイズ・カフェ」もそう。そしてその近くの“街のリビング”「ぽすと」もそう。それからビジネス支援でいえば、このインキュベーションセンター自体も拠点ビジネスといえます。また、岡町にいくと“おやじバンドで熱く燃えたぎる”「あーとらんどYOU2」などがあります。

(都市と価値観の多様化)
  私は一貫して都市部に居住してきましたので、地方についてはよくわかりませんが、都市部で「地域コミュニティが失われつつある」と言われて相当の時間が経過してきました。都市部は、しがらみが少ないというか、しがらみから「逃げる」ことが可能です。そしてこれだけ価値観が多様化してくると、「地域のみんなが集まる」というのは日常では難しくなってきています。したがって、みんな一様というよりも、あるカテゴリーに沿って集まることができる場をつくることが個人的にはたいへん重要になってきていると思っています。ここでいう「あるカテゴリー」とは、アートでもいいですし、音楽でも福祉でも環境でもなんでもいいと思います。要は場をつくりたいと考えている主催者の好みでよいのです。

(静態的ではなく)
  拠点ビジネスのいいところはいろいろありますが、いいところの一つに、「想定していなかったことが始まりだす」ことがあげられます。拠点があることによって、知らない人同士が話をする機会が当然ですが増えていきます。したがって、最初からAさんとBさんを結びつけて...というようなことを想定しても「現実が想定を超えてしまう」ことが起こりやすくなります。
  このようなことは経験してみるとわかるのですが、経験がない人に説明することは非常に難しいことです。困る質問の一つに「なぜその拠点をつくるのか?」という問いかけがあります。・・・いやぁー、いろんな人が知り合って...何かが始まるんですよ。・・・と歯切れの悪い答えになってしまいがちです。「いろんな人って誰?」、「何かが始まる、その何かって?」とすぐに切り返されます。こうした問いに論理的に答えていくのは難しい気がします。この場合、質問する側は「静態的な発想」が基点になっています。早い話が主催者側が努力してできることは何かを求める傾向にあります。要するに約束可能な「成果」(AさんとBさんが知り合うようなマッチング件数が何件など)を求めるのです。しかし、「何が起こるか分からない」という「動態的な発想」を基点とする場合、「成果の約束」をすることは極めて難しいのです。

(拠点ビジネスが地域を変える)
  拠点ビジネスは、経営的なランニングは“売上を立てる”ことが通常です。したがって、売上げを確保するために、さまざまな工夫が必要になってきます。カフェの例でいえば、コンセプトを理解していないお客様も当然ですが重要な役割を果たします。コンセプトを支えていくには、経営的な裏付け(売上のことです)が必要で、それかコアなお客様の層だけでは賄いきれないことも多いと思います。したがって「(コンセプトが)わかる客だけ来ればいい」という姿勢では経営の継続性が危ぶまれます。そういうこともあって、私はその拠点が「開かれている」状態にあることを切に願っています。そして「開かれている」ことのもう一つの大事なことは、−これは本当に大事なことだと思いますが−想定していない違うカテゴリーのお客様がやってくることです。コンセプト的にはおしゃれなカフェだけれど、そこでお茶を飲んでいるのは地域のご高齢の方であったりするのも大事なことだと思っています。別に分かり合えなくてもいいんです。「そこにあなたがいることを(私は)許容するし、(少し)うれしくもあります」という雰囲気を拠点がどう生み出していくかが重要なことになると思います。



 



※写真はイメージです
   

<街のリビング ぽすと>

<ジョイズ・カフェ>
  

<とよなかインキュベーションセンター
  ランチ会>

 
(文:与那嶺 学)
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