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2009年
5月1日(金)

……小さな国への憧憬 −中国訪問記 その1

 みなさん、こんにちは。与那嶺です。4月25日(土)〜29日(水)まで、中
国安徽省・合肥市へ展示会見学等を目的に行ってきました。そのご報告を数回に
分けてお伝えしたいと思います。この記録は、時系列に沿ったものではありませ
んので、いったり・きたりしますが、ご容赦ください。

(中国の若い人たちとのやりとり)
  今回の中国行きは、当センターの元会員起業家の楊さんの会社、合肥阪西情報コンサルティング有限公司を訪問することも目的の一つでした。楊さんからは、 「日本語を勉強しているスタッフとコミュニケーションを図ってみてほしい」という依頼を受けました。

  4月28日の午前中に現地スタッフ(約40人)と楊さんを含む我々5人が2つの班に分かれて、“コミュニケーションタイム”が始まりました。

  私の班は、井関さんと私の2名が対応しました。話のとっかかりとして日本のアニメから入り、「知っている日本のアニメをあげてみてください」と質問したところ、ドラえもん、スラムダンク、犬夜叉、コナン、クレヨンしんちゃんなどなど。ここ中国でも日本のアニメの人気がよくわかりました。

  これでほぐれたのか、中国人スタッフから次々と質問が出ました。少し列記すると、

   ○日本の楽しいところはどこですか?
   ○天ぷらって、どんな食べ物ですか?
   ○地震が多いと聞いていますが、怖くはないですか?
   ○日本の歌を歌ってください。
   ○“大きな古時計”を歌っている平井堅は人気がありますか?
   ○桜の花がきれいだと思いますが、桜について教えてください。
   ○日本が経済発展してきた理由を教えてください。
   ○着物について教えてください。
   ○私は日本の麦茶が好きです。日本のお茶について教えてください。
   ○合肥は好きですか?
   ○上海の印象を聞かせてください。
   ○中華料理は口に合いましたか?

 などです。

  こういった質問に対して、井関さんと私でホワイトボードを使って説明する、という流れでしたが、かなりやり取りは盛り上がりました。

(中国からみた日本)
  もちろん今回、ディスカッションしたメンバーは“日本を勉強している若い中国人”ということなので、彼らのもつ日本の印象をもって、若い中国人は日本をこう見ていると規定できるものではありません。しかし、短いやりとりでしたが、多くのことを考えさせられました。

  日本と中国の関係は政府間でいろんなやりとりもありますし、そのやりとりの中では利害が相反することも少なくないようです。しかし、民間レベルでは、止めようのない大きな波のようなものを感じました。この“止めようのない”ものの、大きなバックブランドは、月並みな表現ですがやっぱり「文化の力」じゃないかなぁーと思いました。その文化の中にはもちろん“クールジャパン”のようなものも含まれますが、それよりもっと大きな輪郭があるように思います。

  この輪郭とは、それこそ日本人の中でも見方が分かれるところで、「これ」といってはっきり定義づけできるものではないでしょう。私個人としては、この輪郭のなかには、たとえば四川大地震の際の日本のレスキュー隊の活動(死者をがれきから捜索し、黙とうするなど)なんかも重要な構成要素の一つになっていると思います。

(中国からみると日本は小国である)
  今回の中国では、空路で上海に入り、そこから自動車で7時間かけて合肥に入りました。そこでみた中国は、見た目には世界の金融危機をほとんど感じさせない雰囲気がありました。あまり中国が暗く見えなかった要因の一つに、“内需の大きさ”があると思います。対米輸出がダメになったとしても、内需で12億人ほどの人口を抱えているわけです。これは他の国と大きく異なるところでしょう。日本も世界の中では人口は多い国なのですが、中国をみるとスケールがひとケタ違うことを感じます。

  こんなに調子よさそうな中国なのに、なぜ(人口規模で)日本のような小国にある種の憧憬のようなものを感じるか不思議な気分でした。

  私がいまの中国をみてうらやましいと感じたことは、大雑把にいえば、みんなが大きな目標に向かって、まっしぐらに取り組んでいるというところです。それと比べると日本は、社会が成熟しかつ価値観も多様化し、共通の大きな目標に向かうことは難しそうですよね。(それがいいところでもあるのですが)

(北欧と日本の関係から)
 最近本屋に行くと、北欧関係の本を見る機会が増えてきています。とくに目立つのは、「デザイン」の関係と「フィンランド教育」についてです。また、福祉・子育てが手厚いイメージもあって、日本からみると、北欧はとても「いい国」に見えます。北欧は総じて「小国」です。人口規模は日本よりもはるかに小さい国ばかりです。そういった小さな国でも、アンデルセンがあったり、ムーミンがあったり、ノキアがあったり、ボルボがあったり、H&Mがあったり...こういうことを認識するたびに「なんか北欧ってかっこええよなぁー」という気がしてきます。

  “小さくて高質”というイメージです。紛争なんかもあまり関係なさそうですしね。

  ここでもやっぱり“大国・日本”が“小国・北欧諸国”に対してある種の憧憬に近い感覚を持っていることがわかります。
 
 このように考えてみると、なにか日本が日本の長所を生かして、世界の中で役立っていく「道」のようなものがありそうに思えます。


 
コミュニケーションタイム
 
若い現地スタッフの皆さんと(2班)
  
仕事場に張り出されている
ひらがなカタカナ表
(文:与那嶺 学)
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