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2009年
3月16日(月)

……「商売人」、「親方」、「経営者」−その(2)−

 前回は、起業家も最初はほとんどが、商売人か親方からスタートする、というお 話をしました。
 今回は、その「商売人」や「親方」がどのようにして、起業にたどるのかを見て
みたいと思います。

(営業出身者の起業の道筋)
  起業を思いつく、決心するのはどのようなプロセスをたどるか見てみたいと思います。
  仮に営業出身の人であれば、起業前の組織で「営業成績が非常によかった」という人が多いかと思います。

たとえば、営業社員が10人いるなかで、一人で30%の売上を上げているような人です。こうした人の強みは何といっても 「お客さんをもっている」 ことです。
独立して「お客様」以外で苦労することは多々あるかと思いますが、多くの起業家の苦労は “どうやって売上を立てていくか?” だと思います。
その点、営業出身者の方の起業はたいへん大きなアドバンテージがあると思います。

 営業で成功した経験のある人は、 “お客様が喜ぶ” ことに本人自身も大きな喜びを感じる人が多いようです。
したがって、細かなコスト計算や書類の提出、製造現場の手間などを事前に詳細に検討してから動く、というよりもお客様のためにまず動く人が多い印象があります。

ここで大きなポイントは、そういうふるまいをしても、 “数字がついてきている” という事実です。
このようなタイプの人は、細かなコスト計算や業務報告書を丁寧に時間をかけて処理しているものの、数字が上がらない営業担当の姿も見てきています。

  こうしたことから、営業出身の人の起業は圧等的に 「商売人」 志向になりま
す。
私はこれは大いに評価されるべきだと思います。

(現場のオペレーション出身者の起業の道筋)
  一方、製造や制作現場のオペレーションに携わっていた人の起業は、生産性や
品質で他の人より抜きんでていていることが多いと思います。

やはり、こうした人にも 「この仕事、あなたがやってよ」 という頼まれ方を社内から、あるいは直接お客様から依頼されることが多いです。
そして独立して、外部のパートナーと組んだり、または人を雇用し「親方」になってきます。

こうした人が起業した場合、当初は下請けの仕事が中心であったりします。
そして制作・製作の中心人物、つまり「親方」として活躍します。

  たとえば、プログラムを書くという業務の場合、仕事が早い人はきれいにプログラムを書くということを以前、聞いたことがあります。
こうしたことはプログラムに限らず、複数の業務で聞いています。

つまり、いい職人は「生産性や品質は、美しさと比例する」ということを、からだにしみ込むように熟知しているともいえます。

  優れた職人から「親方」になって起業するということも私は大いに評価される
べきだと思います。

(「成長・発展」 < 「生存」)
  さて、当初は「商売人」や「親方」であった人が、経験や勉強を積んで、「経営者」に脱皮することが“あるべき姿”なのかどうか。

  もちろん、このような成長・発展をするタイプの人もいるとは思いますが、私は最近、商売人や親方のままでもいい起業家も多いのではないかとも思います。
成長・発展することは非常にいいことです。

しかしそれは、「他人からみて賞賛されるべきこと」であって、起業家自身は成長・発展よりも「生存し続けること」をより志向すると思います。

大きくする努力はしたものの、途中で会社をつぶしてしまうと元も子もないですしね。
そうすると、「生存し続けるために、どのリスクを低減する必要があるのか?」ということが大きなポイントになりそうです。

このことが「経営者になっていく」こととイコールであればいいのですが、必ずしもそうでもないのではないかと思います。

 

 
 
 
 
      
  
  
  
(文:与那嶺 学)
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