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2008年
12月16日(火)

■「壊」 − 私が選ぶ今年1年の漢字一文字

 数か月前まで、景気がよかったという話ですが、私自身としては「実感」がありません。ところがサブプライム問題以後、ああ、よかったといわれるとそうかもしれないという感じもします。
2000年〜2002年あたりが、かなり景気が悪かった印象があり、そこから少しマシになったようにも思いますが、ずっとしっくりこない感じがありました。つい数か月前までは、北京オリンピックでにぎやかな世の中だったのが懐かしい感じもします。

(不景気の声が出始めたのは2月ごろから)

  今後相当景気が悪くなるという話は、2月ごろから聞こえてくるようになりました。建築資材が首都圏で流通が動かないという話です。建材卸(大手)業者の方のお話でした。そして、夏ごろから首都圏のマンションの在庫が相当数になるだろうという話です。
 
  ここで私が言いたいのは、不景気は予測できたという話ではなく、サブプライム問題がなくても、国内の景気は冷え込んでいた可能性が高かったのではないかということです。
 
  その上で、サブプライム問題です。建設・不動産なら内需主体ですので、まだ輸出産業に活路を見出すこともできましたが、なんせ世界中景気が悪いということなので、ここから数年は悪そうです。

(資金繰り悪化、倒産件数激増、高い失業率)

  日本以外の国の状況は知りえませんが、日本もいい話が聞こえてきません。上場企業の倒産件数は過去最高のようです。また、身近なところでは、とくに中小企業の資金繰りが悪化、上場企業のみならず中小企業の倒産件数の激増が懸念されます。
高い失業率も心配です。暮らしをめぐる環境は悪くなるばかりです。

(今年1年、いろんなものが壊れました)

  中国では四川地震があり、大きな被害が出ました。また、日本では首相の辞任もありました。アメリカでは共和党政権が壊れました。そしてリーマンブラザーズも壊れ、それに伴いアメリカをはじめたくさんの個人の家計・企業も壊れました。
いま日本では非正規雇用者の雇用環境が壊れかけています。あと、「何」が「どの程度」壊れるのでしょうか。皆目わかりません。こうしたことから、私がこの1年を表す言葉をあげるとすれば、「壊」という文字が浮かんできます。
先日の報道では、今年1年を表す一文字として「変」という字が選ばれました。そこには大きな期待が込められていることを感じます。

(前門【キャッシュ】の虎、後門【受注量】の狼)

  企業にとって不景気になってしんどいのは、キャッシュの確保と受注量の確保を同時に考える必要があることです。もちろん経費の削減も考えなければなりません。
 
  秋口以降、金融関係者の方、数人とお話しする機会がありましたが、報道されているように、企業への貸し出しは金融機関にその余裕がなくなってきているようです。厳しいですね。
また、受注量が見込めない環境下では、借入額を増やすことも気をつける必要があります。キャッシュが潤沢にあれば、「嵐が通り過ぎるのを待つ」こともできますが、一般的に大半の中小企業はそんなに余裕がありません。

(「壊」から「創」、「変」への転換は可能か?)

  今年が「壊」の1年だったとすれば、来年は「創」や「変」というようになればいいのですが、どうなるでしょうか。
 
  報道では「中小企業が年末を越せるよう、資金繰りをなんとかすることが重要」というような声をよく耳にします。しかし、融資の申請をし、決定、振込までは一定の時間を要すると思われます。なんとかなればいいですが。

(いま、需要がある分野を後押し、そこにメッセージ性を加味する)

  それにしても、「受注量を増やす」ことは、いまたいへん難しい時期になっています。自動車でもメーカー各社、減産の計画が出ています。要するに「需要がない」状況になっています。
その状況で今後の突破口は見つかるのでしょうか。
 
  生活に必需でないものについては、大きな需要を期待することはどうも難しそうです。ここからは私見になりますが、まずいま需要がある分野を国として後押しすることです。
大きな問題としては、介護の問題があります。介護の現場では「供給が足らない」という状況になっています。同時に、施設などを運営する資金の不足も相当数の規模で生じています。

  また、「食の安心」の分野も払拭された状況にはなりえていません。いま、思いつくことだけでもこうした分野があります。探せば他にもこうした分野はあるだろうと思います。
それこそ、各省庁の精鋭の方や学識者の方などの知恵や知識を集めれば、まだまだあるだろうと推測できます。
 
  景気対策としてお金を供給するのであれば、「絶対に必要になるであろうところ」を軸にしてほしいと私個人は願っています。その上でメッセージ性を加味してもらえば、なおいいかと思います。

  たとえば、「介護難民ゼロをめざす」、あるいは「食料自給率70%をめざす」などです。また、私は分野的に詳しくないのですが、子どもの朝食摂取状況に問題があるとすれば、100円で朝食が食べられる給食制度をつくってもいいかもしれません(思いつきで申し訳ないですが)。
と、まぁーいろいろと考えを巡らながら、日々過ぎていきます。
 
  みなさまにとって来年1年がいい年でありますように。

 
      
  
  
  
※写真は全てイメージです。
(文:与那嶺 学)
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