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2008年
6月16日(月)

お金の話(1)

  お金の話は性の話と同じように、個人の奥底を覗かれるようで、ホンネを話すことがなぜかはばかれることが多いです。表層の話なら別ですが、たとえば普通預金の残高が1,000円を割り込むような事態になると、自分の残高が人に覗かれているようで、恥ずかしくなってしまいます(私だけでしょうか?)。
先日のことですが、あるホームレス支援に取り組むNPOの方とお話しする機会がありました。それは働いて得る少しの所得をいかにして貯蓄するか、といったことの相談でした。
そもそも私はお金が苦手です。そんな私の話で参考になるなら、とお引き受けしました。  

(働く人がエライのか、はたまたお金の方がエライのか?)
 NPOの方が悩んでいることの一つに、貯蓄を強制することが難しく、いかにして自発的に貯蓄するようにモチベーションを高め維持するか、ということがありました。
ずいぶん昔のことですが、作家の五木寛之さんのエッセーだったと記憶していますが、お金をもつとぱっと使ってしまう人というのは、「お金より自分のほうがエライんだぞ」という感覚を持っているのではないかというニュアンスの文章がありました。貯蓄が全くできない私はこの言葉にひどく感激しました。そぅ、おっしゃるとおり!お金は一生懸命働いたおれの子分のようなもの、子分は親分の意志に従うべし!というべく、お金が入れば酒を飲む、そんな日々を過ごしていました(現在もあまり変化してませんが)。
そんなこともあって、なんだかお金が一向に貯まらないホームレスの人も気持も少しばかり理解できました。

(資金に苦しむ起業のころ)

 私は起業家を応援する仕事をしていますが、同時に私自身が起業家でもあります。この6月末で第6期を終えるのですが、資金にはいまも苦しんでいます。あ〜たいへん。
およそ6年前に起業したことになりますが、手持ち資金はなんと100万円しかありませんでした。私の事業領域では、たぶん2,000万円くらいが起業時に必要な資金であることがわかったのは、起業してから2年くらいたった頃でした。なぜ起業したのかは今となってはっきりした動機を思い出せないのですが、たぶん「働きたいところがなかった」というのが正直なところでしょうか。とにかくつくる会社が軌道に乗るかどうかさえも全く見通しがなくスタートしました。起業したいというよりもせざるを得なかったという感じです。起業前に家族から200万円の資金を借り、100万円と合わせて有限会社で法人化しました。当時はパートの女性と私の2人のスタートでした。わずかですが給与を支払い、社会保険の手続きをし、事務所家賃を支払い...当時1か月に約80万円くらいかかっていました。1カ月資金不足になると80万円をかき集める、そんな状態だったので毎日ビビって仕事をしていたことを覚えています。

  仕事がら、資金的に最もたいへんなのは1月〜3月あたりです。起業1年目の冬をどのように生活を乗り切ったのか、ほとんど記憶にありません。生活はそのくらいたいへんでした。

(お金が苦手な私が工夫しているささやかなこと)

 お金に対して苦手意識が私の中にあります。そんな私ですが少し工夫している点が3つあります。一つは“お金を触らないこと”です。お金を触ることはほとんどすべて総務・経理担当者にお願いしています。不正をするというわけではありませんが、お金の出し入れを自分自身でやりだすと、お金は誰のものかという感覚が鈍るような気がします。お金に費やす神経・労力をできる限りなくしていきたいと考えています。神経・労力は本業に費やしたいですね、なるべく。

 もう一つは“支払いをできる限り早くする”というものです。これも請求書を確認しできるだけ早く支払うよう努めています。したがって〆という感覚はあまりありません。その都度という感じです。ただ、資金繰りなど状況次第で支払が延びることがたまにありますが、そのような場合、事前に連絡するよう努めています。早く支払う理由は、お金が苦手という意識が自分の中にあるので、ほおっておくと支払うタイミングが遅れるのではないかという危機意識があるためです。また、損益と現預金が乖離することがなんとなくイヤな感覚をもっています。いつの時点でいくらの資金が必要となるかが、わかりにくくなるからです。それといつも支払いが早ければ、遅くなる場合でも先さまが考慮してくれる可能性があることも理由の一つです。

 3つめとして“接待交際費には会社のお金を充てないこと”をあげておきます。会社のお金で酒を飲むことの是非は分かれるところだとは思いますが、私は会社のお金で酒を飲まないことを選択しています。最大の理由は、歯止めが利かなくなる、タガが外れる可能性があるからです。また、お金の公と私は分離すべきとも思います。この基本的なスタンスは、知っている経営者で会社のお金でしょっちゅう酒を飲む経営者がいましたが、見ていていい気がしませんでした、そういう個人的な体験にも根差しています。お酒を飲みに行くお金は会社のバランスシートからいったん外したお金を使うべきだと考えていますので、経営者としての私の給与は若干多めにしています。

 この3つが私の小さな工夫です。

  次回は借入のことなど、もう少しお金の話をしてみたいと思います。  


 

 

 


※写真は全てイメージです。
(文:与那嶺 学)
 
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